就活生なら知っておきたい、面接時の適切なスーツの着こなし方

面接はほとんどの方がスーツで行います。面接官は志望動機や自己PRなどの発言を選考の基準にしていますが、スーツの着こなしなどの身だしなみも選考基準に含んでいるケースも多いです。

そこで本記事では、面接時におけるスーツの着こなし方について詳しく解説していきます。

面接時の服装や身だしなみが不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。

面接時の身だしなみはなぜ重要なのか

まずは、面接時における身だしなみがなぜ重要なのか、主な理由を解説します。

人間性が出る

服装や身だしなみは、特に人間性が出やすいです。いかにきれいに髪型をセットしたり化粧できれいにしたりできたとしても、だらしない性格の方は段々と身だしなみが崩れてしまいます

特に面接は30分から1時間程度の短い時間であり、会話の中だけで面接官が就活生の人間性すべてを見抜くのは困難でしょう。そのため、あらゆる点から勇勝性の本性を探ろうとします。

その点、面接は、就活生が緊張するあまり、普段できていないことがあらわになりやすい場です。そのため、素の部分が出やすい身だしなみを採用の基準として重要視する採用担当の方も少なくありません。

社会人になってからは当たり前のマナーになる

身だしなみは社会人になってからも当たり前のマナーとして認識されます。学生時代では、少し服を雑に着こなす方が格好いいと思われがちですが、社会人となってから服を雑に着こなすのは、むしろ格好悪いと思われてしまうでしょう。

また、社会人として働き始めてからは、取引先へ足を運ぶこともあり、取引先もしくはその道中でだらしない身だしなみの場合、自社の名前に傷がついてしまいます。そのため、そのようなケースを無くすためにも、しっかりと身だしなみを整えられる人材かを面接時に判断するのです。

入社意欲が伝わる

面接の態度によって、就活生がどれだけこの面接に対して真剣に取り組んでいるのかが伝わります。面接を「真剣に取り組んでいる就活生」と「真剣に取り組んでいない就活生」では、以下のような認識の違いが生じやすいです。

<真剣な就活生>

「この面接はだけは落ちたくないから、少しのミスも許されない」

<真剣じゃない就活生>
「この面接は落ちても良いから、最低限のことだけやっておこう」

上記のような認識の相違は、数多くの就活生を面接してきた面接官であればすぐに見抜けます。しかし、自身が入社を志望している企業だけ身だしなみを整えるだけでは、もしもの時にボロが出てしまうでしょう。

そのため、入社意欲の強さに限らず、どのような面接でも常に身だしなみは整えるようにしておくことをおすすめします。

面接時の男女別スーツの着こなし方とは

つづいては、面接時における男女別のスーツの着こなし方について解説します。

男性の場合

男性の主なスーツの着こなし方は以下の通りです。

  • ジャケット:シングルスーツで一番下のボタンは外しておく
  • シャツ:無地で白色や薄い青系の色
  • ネクタイ:無地やストライプ、小紋、チェック柄など
  • 靴下:黒やグレー、紺色などの
  • 靴:黒やこげ茶色の革靴

男性の場合、全体的に暗めで落ち着いた色を選択しましょう。中には茶色やグレーのスーツで周りの就活生と差別化を図ろうとすることもありますが、企業によっては受け入れてくれないケースもあるため、注意が必要です。

女性の場合

女性の主なスーツの着こなし方は以下の通りです。

  • ジャケット:パンツと合わせたものを着用
  • インナー:胸元が大きく開いていないシャツやブラウス
  • スカート:膝が隠れる程度のタイトスカートやフレアスカート
  • パンプス:黒やグレー、ベージュなどでヒールが高すぎない(3cm~5cm程度)もの
  • 髪型;長い場合はポニーテールのような一つ結びをし、前髪はピンでとめる

女性の注意点としては、ピアスやネックレスなどのアクセサリーです。基本的にアクセサリーは外し、腕時計だけにしておきましょう。また、髪にまとまりがなくボサボサになってしまうと、良い印象は受けないため、ワックスをつけるなどしてまとめるようにすることをおすすめします。

適切な身だしなみで減点を避けよう

今回は、面接におけるスーツの着こなしを男女別で紹介しました。

身だしなみはできていることが当たり前とも思われるため、適切に着こなしたとしても加点になるケースは少ないです。しかし、もし身だしなみができていない場合は、大きな原点になってしまうでしょう。

そのため、事前に面接時の身だしなみやスーツの着こなし方を把握しておき、余分にマイナスなイメージを与えないようにすることで、企業からの内定獲得に近づけます。