新卒採用で面接当日キャンセルされるのはなぜ!?主なキャンセルの理由や対処法を紹介

新卒採用において就活生から面接をキャンセルされることは少なくありませんが、中には当日に急遽キャンセルされてしまうこともあります。

面接を当日にキャンセルされることで、それまでの時間や労力などのコストが無駄になるため、企業に取っては大きな痛手です。

また、面接をキャンセルされてしまうと自社の魅力を伝えられずに終わってしまうため、極力避けたいところでしょう。

そこで今回は就活生がなぜ面接の当日にキャンセルをするのか、当日キャンセルを回避する方法について詳しく紹介します。

面接当日にキャンセルされる主な理由とは?

まずは、就活生が面接を当日にキャンセルする理由について紹介します。

体調不良

就活生が面接の当日にキャンセルをする主な理由として代表的なのが、体調不良です。

就活生は学校の授業やアルバイトに加えてさまざまな企業の選考を受けているため、心身共に負担が大きくなってしまいます。

中には無理をしながら就職活動を続けている就活生もいるため、面接当日に体調を崩してしまうケースも少なくありません。

公共交通機関の遅れ

面接に来る就活生の多くはバスや電車などの公共交通機関で面接会場に向かいます。しかし、公共交通機関は事故や悪天候の影響で遅延が発生してしまうこともあるでしょう。

中には1時間以上の遅延が起こる可能性もあり、面接に間に合わなくなってしまうことでキャンセルをされることがあります。

他社の選考で内定が決まった

就活生は就職活動において複数の企業の選考を並行して受けているため、第1志望の企業から内定を獲得した場合に他の企業の選考をキャンセルすることがあります。

就活生からすれば自身が入社したい企業への入社が決まってしまえば、他の企業の選考を受ける必要が無くなるため、キャンセルに繋がってしまうのです。

もともと入社の意欲が低い

面接を受けに来る就活生の全てがその企業へ入社をしたいと思っているわけではなく、中にはとりあえず内定を獲得しておこうということもあります。

面接当日に就活生から面接をキャンセルすることは企業に対して悪い印象しか与えませんが、そもそも就活生の入社意欲が低い場合は遠慮なくキャンセルされる可能性もあります。

ネットや身近で良くない噂を聞いた

就活生は就職活動で出会った学生と企業に関する良し悪しを共有したり、インターネット上に掲載されている企業に関する口コミを確認します。

就活生が企業に関する悪い口コミを見て、入社の意欲が無くなってしまうことも少なくありません。

面接に不安を感じている

就活生が企業の面接を受ける前には「この企業に入社すべきなのか」「面接をしても内定をもらえるのか」など、さまざまな不安を抱えています。

自身が抱えている不安からネガティブな思考になり、結果として面接を受けることに億劫になってしまい、当日になってキャンセルするケースも少なくありません。

面接に関する連絡が遅かった

面接の当日にキャンセルされるのは何も就活生側だけに要因があるわけではありません。

企業から就活生への連絡が遅れてしまうと、採用される確率が低いと感じ、入社意欲が下がってしまうこともあります。

就活生が面接のことを忘れていた

就職活動において、就活生が企業との面接日時を忘れていたり、勘違いをしているケースは少なくありません。

複数企業の選考を受けている中でスケジュールに記載漏れをしてしまったり、他の企業との選考と勘違いしたりすることで、当日に気づいて急なキャンセルをしてくるのです。

面接の当日キャンセルを回避する方法とは

面接の当日キャンセルを避けたい中で、どのようにすれば面接の当日キャンセルを回避しやすいのかについて、詳しく紹介します。

前日にリマインド連絡をする

まず避けたいのは、就活生が面接の日時を忘れていたというケースです。

面接の前日に就活生にリマインドとして再度の日時や場所を伝えることで、当日になってキャンセルされるというケースは削減できるでしょう。

選考のリードタイムを短くする

企業が人材を採用する際は上長への申請や承認が必要になり、気軽に選考を進められません。しかし、就活生へ採用の意思がないと勘違いをされないためには、選考が終わってから次の選考までの時間を少しでも短くすることがおすすめです。

テンポよく選考を進められることで就活生の意思が高まりやすくなり、面接のキャンセル防止だけでなく、入社率の向上にも繋がります。

企業の顔として対応する

就活生とメールでやり取りをしている中や面接中に雑な対応をしてしまうと、就活生同士で悪い評判が広まってしまいます。

また、最悪の場合はインターネット上に悪い口コミを書かれてしまい、そもそも選考を受けようとする就活生が減少しかねません。

そのため、就活生とやり取りをする際は常に企業の顔として恥じない対応を心がけ、マイナスなイメージを与えないようにしましょう。

就活生が疑問に思いそうなことは事前に通知しておく

就活生が面接に対して抱えている不安を1つでも解消することで、面接にキャンセルを回避しやすくなります。

面接に向けて不安になるポイントは就活生によって異なりますが、ある程度同じ疑問を持っていることが多いです。

就活生が抱えやすい不安や疑問を1つでも解消できるように、説明会や面接の際によく聞かれる質問をまとめておき、事前に就活生に伝えるようにしましょう。

面接の実施率を向上させて効率の良い採用活動を

今回は企業の新卒採用において、面接を当日にキャンセルされてしまう理由やキャンセルを回避する方法について紹介しました。

面接を当日にキャンセルされることで人材採用の機会損失や面接を設定するまでの時間や手間などのコストが無駄になってしまいます。

そのため、事前にできる限りの対策をして面接の当日キャンセルを極力回避しましょう。