活躍できる人材とは!?面接官が見るべきコミュニケーション力のポイントについて解説

企業は人材採用を通して人員を獲得するだけでなく、将来的に活躍できる人材を採用しなければいけません。

社会人として活躍する人材の代表的なスキルが「コミュニケーション力」ですが、闇雲に採用をしていては活躍できる人材なのか判断しにくくなってしまいます。

そこで今回は、就活生のスキルを見極める判断材料の中でも「コミュニケーション力」に焦点を当て、コミュニケーション力が高い就活生の特徴について詳しく紹介します。

企業の採用担当の方はぜひ参考にしてみてください。

社会人に必要なコミュニケーション力とは

まずは、就活生が企業に入社して社会人として働くために必要なコミュニケーション力の特徴について紹介します。

話が分かりやすい

コミュニケーション力の代表例と言えば、話の分かりやすさです。

相手とコミュニケーションを取る上では、自身の思いや考えを相手に的確に伝えなければいけません。どれだけ優れた考えを持っていたとしても、話が分かりにくければ相手に自身の考えは伝わりにくくなってしまいます。

そのため、コミュニケーション力が高い人ほど話が分かりやすいと言えるでしょう。

聞き上手

「コミュニケーション力=話し上手」と思われがちですが、話が上手い人だけがコミュニケーション力が高いというわけではありません。

相手とコミュニケーションを取る際には自分の話をするだけではなく、相手が言っていることを聞き入れる能力も必要です。

聞く力が高い人と話をすると、相手が自然と流暢に話せるようになったり、話をしていることに楽しさを感じたりします。そのため、聞き上手な人は相手と有意義なコミュニケーションが取りやすくなるのです。

話をまとめられる

話をまとめられる能力は1対1のコミュニケーションだけでなく、複数人の中でのコミュニケーションでも必要な能力です。

コミュニケーションを取る相手が必ずしも話が上手というわけではなく、話をしている相手自身の考えがまとまっていない可能性もあります。そんな時、話を聞いている側が相手の話を聞いて内容をまとめることで、円滑なコミュニケーションが取りやすくなります。

相手への共感ができる

社会に出て多くの人とコミュニケーションを取る中で、自身の意見や考えを相手に押し付けるだけではコミュニケーションは取れません。時には相手の意見を尊重することも必要です。

また、相手の考えに共感することで相手に「自分の話を聞き入れてくれる人」という認識を持たせられ、円滑なコミュニケーションが可能となります。

コミュニケーション力が高い就活生の特徴とは

続いては、コミュニケーション力が高い就活生の特徴について紹介します。

コミュニケーション力が高い就活生の主な特徴は以下の通りです。

常に笑顔

コミュニケーションをする上では発信する言葉だけでなく、表情も非常に重要な要素です。

常に笑顔で話せる人材は相手に良い印象を与え、質の高いコミュニケーションが可能になります。

そのため、面接の時は就活生が発する言葉だけでなく、話をしている際の表情にも注目してみましょう。

相手の意見を否定しない

コミュニケーションを取る上で、相手の意見を否定してしまうと不快感を与えかねません。

また、相手の意見を否定してばかりの人は自分の意見を共感されにくくなり、円滑なコミュニケーションが取れなくなってしまいます。

面接時にも過去の体験談や面接官の質問に対して否定するような発言は無いか、耳を傾けておきましょう。

ジェスチャーが大きい

ジェスチャーは自分の意志を相手に伝える際に有効な手法であり、淡々と話しをするだけでなく、身振り手振り話をする方が相手に気持ちが伝わりやすいです。

面接の時は緊張するあまり話をするだけになってしまう就活生が多いですが、面接時でもしっかりとジェスチャーを大きくして相手に意思を伝えようとしているのかを注目してみましょう。

こまめに相づちやリアクション取る

聞き上手の人は、相手が気持ち良く話をできるようにこまめな相づちやリアクションを挟みます。

特に面接では自分の考えを伝えることばかりに意識を取られ、面接官の発言に対する相づちやリアクションがおろそかになりやすいです。

その点、面接時でもこまめな相づちやリアクションを取れる就活生は、コミュニケーション力が高いと言えるでしょう。

ハキハキ話している

相手に分かりやすく物事を伝える際は、話す内容だけでなく、話し方も大きな影響を与えます。

小さな声でもごもご話をする人よりも、大きな声でハキハキと話をする人の方が聞きやすく、コミュニケーションスキルが高いと言えます。

面接時には就活生が伝えたい内容だけでなく、その伝え方も意識してみましょう。

声のトーンが聞き取りやすい

聞き取りやすい話の仕方には、声のトーンも大きく影響します。

声が低すぎると声がこもりやすく、声が高すぎるとキンキン声になってしまい、聞いていて不快に感じやすいです。

声のトーンの調整は決して簡単なことではありませんが、少しでも相手が聞き取りやすいように工夫しているか、いないかは話し方から察することは可能でしょう。

将来活躍できる人材を見極めて自社にメリットを与えよう

今回は、社会人として活躍するために必要なコミュニケーションの詳細やコミュニケーション力が高い就活生の特徴について紹介しました。

コミュニケーションは、社会人として働くうえでは欠かせないスキルの1つであり、社会で活躍する人材の多くはコミュニケーション力が高い傾向にあります。

そのため、新卒採用を担当する人事部は、あらかじめコミュニケーション力について把握し、採用をした時に活躍できるほどのコミュニケーション力があるかを判断する必要があるでしょう。