面接官必見？就活生との面接で注意すべき態度や発言とは

面接といえば、企業側が就活生を採用するか、採用しないかを判断する場だと思われがちです。しかし、就活生が企業を選ぶ場でもあります。

そこで本記事では、面接官が就活生との面接の場で注意すべき態度や発言に焦点をあてて紹介していきます。

面接官が面接の際に態度や発言に注意すべき理由とは

面接官も面接時に態度や発言に気を付けるべき理由としては、以下のような点が挙げられます。

就活生の入社意欲が薄れてしまう

冒頭で記述したように、一般的に、面接は企業が裕活性の選考を判断する場だと思われがちですが、その反面就活生が企業を選ぶ場でもあるのです。就活生も面接を通して自身が入社したい企業を選んでいるため、面接は大きな判断材料になります。

就活生から面接官の態度や発言に対して悪いイメージを持たれてしまうと、選考を辞退されてしまうこともあり、人材採用の機会損失につながってしまうのです。

企業のブランドに傷がついてしまう

就活生は、さまざまな企業の説明会や懇親会を通して知り合った就活生同士で情報交換を行います。その際に、自身が経験した企業の選考内容や印象について交換することもあるため、自社に対しての悪いイメージが広がってしまうこともあるのです。

そのため、日ごろから就活生への態度や発言に気を付けていなければ、いつ悪い噂が広まり、企業のブランドに傷をつけてしまうかもわからないといえるでしょう。

面接官が就活生との面接で気を付けるべき態度や発言とは

それでは、実際に面接官が気を付けるべき点について紹介します。

時間通りに面接を開始する

面接は双方の貴重な時間を割いて実施します。就活生側は企業に対して悪い印象を与えないためにもる程度早く来社することが多いですが、企業側は別の業務に追われて実施時間が遅れてしまいがちです。

その際、あまりにも開始時間が遅れてしまうと、就活生からすれば「放置されている」という印象を受け、企業に対して悪い印象が付いてしまいます。

そのため、面接の実施時間は就活生だけでなく、企業側も時間厳守にするべきといえるでしょう。

上から目線や偉そうな態度はとらない

面接のなかには「圧迫面接」と呼ばれるものがあるように、面接官の方が上の立場にあると思われがちです。しかし、就活生からすれば、これから働くかもしれない企業の人物に態度が悪い人がいた場合、職場環境や人間関係に不安を感じてしまいます。

そのため、いかに面接官といえど、態度や発言には気を付けるべきでしょう。

就活生を否定するような発言はしない

就活生のなかには、考え方や発言が求めているレベルに達していないケースもあるでしょう。しかし、だからといって就活生の人間性や経験を否定してしまうと、一気に印象が悪くなり、ほとんどの確率で入社意欲がなくなってしまうのです。

そのため、面接の際は就活生を否定する点を探すのではなく、褒める点を探してあげるといいでしょう。

他社を悪くいうような発言はしない

企業側からすれば、少しでも自社のことを良く見せて入社意欲を高め、特に競合他社へ移られてしまうのは避けたいところでしょう。しかし、他社のことを悪くいってまで自社のアピールをしてしまうと、イメージが悪くなり、かえって逆効果になってしまうのです。

そのため、むしろ面接の際は、他社の良いところは褒めたうえで自社の差別化をアピールするといいでしょう。

面接は就活生からも細部まで見られている

今回は、就活生との面接において面接官が注意すべき態度や発言に焦点をあてて、詳しく解説しました。

企業の採用担当の方は、自社に入社してもらうことで企業から成果として見られるため、ひとりでも多くの人材を採用したいという方が多いでしょう。しかし、人材採用において焦りは禁物です。

自社に入社してほしい意欲の伝えすぎや、就活生の気持ちを考えていないような採用活動では入社意欲も薄れてしまいます。

まずは就活生の目線になり、どのような企業なら入社したいと考えるのか、どのような面接官であれば良い印象を持ってもらえるのかを意識してみるといいでしょう。