優秀な人材を採用するコツとは?優秀な人材の特徴や面接で見分ける方法とは
新卒採用ではここをチェック!採用時に重視すべきポイントや基準の設定方法を詳しく解説
新卒採用は企業の将来的な売上向上や規模拡大などの成長に繋がるため、より優秀な人材や将来有望な人材の採用が求められます。
闇雲に採用して人数を増やすだけでは価値のある人材採用とは言えません。
そのため、採用をする際に一定の基準を設定する必要があります。
今回は、企業が新卒採用をする際に採用基準を設けるべき理由を踏まえ、重視すべきポイントや採用基準の設定方法について紹介します。
そもそも人材採用を行う際は採用基準を設定すべき?
結論から言うと、企業が人材採用を行う際に採用基準は設定すべきです。
一定の基準を設定することで、以下のようにさまざまなメリットが得られます
- 自社に合った人材採用ができる
- 公正な選考ができる
- 採用活動の効率が上がる
以下の記事では、採用基準を設ける際のメリットに対するデメリットについても詳しく紹介しているため、併せてご覧ください。
新卒採用において重視すべきポイントとは
新卒採用は、中途採用の時と重視すべきポイントが異なります。
中途採用の場合は、即戦力を求める採用活動のため「経験」や「資格」「スキル」を重視すべきですが、新卒採用の場合は主に以下のような点を重視すると良いでしょう。
主体性
主体性とは、自らの意思で考え・積極的に行動できる人のことを指します。
たとえば、自身に与えられた役割が無い時に支持を待っているだけではなく、自ら積極的に質問をしてやるべきことを見つけ出そうと行動できる人です。
他にも、過去にサークルやアルバイト先で、メンバーに対して声掛けやまとめ役を行う人もあてはまります。
主体性がある人材は、入社後も自身がやるべきことを積極的に見つけ出そうとするため、成長スピードが早い人材が多いです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、仕事をする上では欠かせない能力であるため、新卒採用でも重視すべきポイントです。
「コミュニケーション能力が高い人=話好きで口数が多い人」と思われがちですが、決してそんなことはありません。
コミュニケーション能力が高い人の特徴は以下のような点が挙げられます。
- 質問や相槌が上手く聞き上手
- 相手が求めている回答ができる
- 話がコンパクトで分かりやすい
- ハキハキと聞きやすく話す
- 身振り手振りで相手に伝わりやすい
上記のように、コミュニケーション能力が高い人は「話すことが得意」というよりも「相手に的確に伝えるのが上手」という点が特徴です。
誠実性
新卒社員にとって誠実は特に重要です。
誠実性が欠けている人材の場合、入社後の研修や先輩・上司からの指導を聞き入れづ、我流を貫いしてしまう傾向にあります。
また、業務をする上でミスを起こした際に他人のせいにしたり、最悪の場合、ミスを隠して不正を行ったりすることもあるでしょう。
そのため、履歴書の字を丁寧に書いているか、面接の際の所作なども踏まえて、誠実性を確かめることをおすすめします。
協調性
企業という複数人で形成される組織に新しい人材を入れる際は、協調性が必要不可欠です。
協調性が無ければ、仕事をするうえで自身の利益だけを優先し、組織としての成長や拡大に貢献してくれるとは限りません。
また、組織の中に1人でも不誠実な社員がいると、周りの社員に対して悪影響を与えるだけでなく、今まで築いた職場の良好な雰囲気が壊れかねません。
協調性を図るには、過去のエピソードで失敗体験を他人のせいにしていないか、成功した際に自身だけでなく周りの協力もあってこそという考え方を持っているのか、という点に注目すると良いでしょう。
論理的思考
仕事をする上で成功や高い成果を出すには、論理的思考が必要です。
論理的な思考とは、物事を客観的かつ冷静に判断し、筋が通って一貫性がある考え方のことを指します。
論理的思考が無い場合、成功や失敗の結果になった理由や過程を考えず「何となく成功した」といったように、再現性が無くなってしまうのです。
その結果、成果が安定せず、仕事の質にムラが生じてしまいます。
論理的思考を判断するには、面接の際に過去の体験から学んだことや、なぜそのような結果になったと思うのかなどを質問してみると良いでしょう。
新卒採用における採用基準の設定方法
人材採用において採用基準を設けることが重要ですが、適切な基準を設けなければ本末転倒です。
そこで、採用基準を設定する際は、以下のような方法を試してみてください。
現場の声を聞く
人材を採用したあと、新卒社員として管理・指導を行うのは現場です。
そのため、現場の従業員から「現状に困っていること」「求める人物像」をヒアリングしてみましょう。
現場が求めていない人材を採用することで、従業員からの不満が大きくなってしまうため、現場とこまめにコミュニケーション」を取り、人材採用の方向性を確認することをおすすめします。
経営方針の沿う
企業によって今後の展開や目指しているビジョンなどの経営方針が異なります。
新卒社員が入社後に会社の方針とマッチしていなければ、早期退職に繋がりかねません。
たとえば、新卒社員には、入社後の自己成長や管理職などへのキャリアアップを積極的に目指してほしいという企業が、自己成長やキャリアアップに無頓着な人材を採用してしまったとします。
その場合、新卒社員が入社後に、自己成長やキャリアアップの話を何度も聞くうちにプレッシャーに感じてしまい、就業が困難になりかねません。
そのため、自社が目指すビジョンと就活生の性格や考え方をすり合わせる必要があるのです。
社内に必要な人材を明確にする
現場の声や自社の方針を踏まえ、今の社内に必要な人物像を明確にします。
人物像を明確にする際は、優先すべき項目に順序を付けるといいでしょう。
その他にも、既存社員の中で活躍している従業員の特徴を分析して、求める人物像を設定する方法もおすすめです。
評価項目を設定する
最後は、選考を通して評価する項目を設定します。
項目を設定する際は、チェックリスト型や点数制などがおすすめです。
評価項目を定めることで、どの採用担当が選考を行っても、公平かつ自社にマッチした人材採用が可能になるため、必ず採用担当者の中で共有しておきましょう。
優秀な人材を見極め自社に必要な新卒社員を採用しよう
今回は、企業が新卒採用を行う際に、就活生に対して重視すべきポイントについて詳しく紹介しました。
人材採用の価値は、人材を採用した時点ではなく入社後に自社で活躍してこそ価値を見出せます。そのため、自社で長く就業できないような人材を採用しても意味が無いと言えるでしょう。
自社にマッチした人材を採用するためには、事前に自社に必要でマッチしている人物像の確認が必要です。
設定した採用基準をもとに優秀な人材を見極め、自社にとって大きな価値を見出しましょう。
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