入社前の就活生必見!新卒入社後に早期退職するデメリットとは

企業に新卒社員として入社後に早期で退職してしまう人は少なくありません。就職活動のときは、実際の職場の雰囲気や業務の内容を把握しきるのは困難であるため「入社してから長く働くかを判断しよう」と考える人も多いでしょう。

しかし、新卒社員として入社後に早期で退職をしてしまう際にはさまざまなデメリットが生じます。

そこで本記事では、新卒社員が早期退職をする際のデメリットを踏まえ、入社後の早期退職を事前に防止するための就職活動について詳しく解説していきます。

新卒社員が早期退職をする5つのデメリットとは

1、職歴に傷がつく

1つ目のデメリットは、職歴に傷がつく点です。

職歴において特に判断されやすいのが勤務年数の期間といえるでしょう。退職をしてから次に企業の選考を受ける際にほとんどの確率で、退職の理由を聞かれます。

その際に、よっぽどの理由がない限り、企業の採用担当にマイナスなイメージを与えてしまうのです。また、中にはどのような理由があろうと、特定の期間内に退職をしている人は書類選考で落としてしまう企業もあるため、大きなデメリットになってしまいます。

2、再度企業を探す手間がかかる

2つ目のデメリットは、退職後に再度入社する企業を探さなければいけない手間が増える点です。

就職活動を通して企業への入社を決めるのは簡単ではなく、かなりの手間や時間がかかってしまいます。しかし、早期で退職をしてしまうと、再度就職のための手間暇をかけなければいけないため、精神的な負担も大きくなるでしょう。

3、金銭的面が不安になる

3つ目のデメリットは、金銭面の精神的負担です。

退職をする際、一時的に収入源がなくなることで、金銭面の精神的不安が大きくなってしまいます。精神的な不安を解消するために「なんでもいいから仕事をしなければ」という思いから、焦って次の仕事を決めてしまうケースも少なくありません。

その結果、自身に合わない企業でも入社を決めてしまい、再度の就職活動に失敗してしまうことがあるのです。

4、退職癖がつきやすくなる

4つ目のデメリットは、退職癖がつきやすくなる点です。

新卒入社をしてから早期退職をする際には、上司や人事の方に言いづらいと感じることが多いでしょう。しかし、1度早期退職の経験をしてしまうと「案外簡単に企業を辞められる」という認識になりかねません。

その結果、次の企業に入社してからも、自身に合わなければ早期退職を繰り返す癖がつきやすくなってしまうのです。

5、学べることがない

5つ目のデメリットは、入社した企業から何も学べないという点です。

新卒社員として入社後は、基本的に数カ月の研修期間があり、業界や企業の基礎的な部分しか学べません。そのため、早期退職をした場合、初めの研修内容だけしか学べず、せっかく苦労して入社した企業で、自身のタメになる知識やスキルが学べないまま終わってしまいます

早期退職を防ぐために就職活動時でもできる対策とは

先述したように、新卒社員が早期退職することで、さまざまなデメリットがあります。早期退職を防止するためには、就職活動の時点で以下のような対策を打ちましょう。

インターンや懇親会などに参加する

入社後の早期退職が起こってしまう主な要因は、入社前後のギャップやミスマッチです。

入社後の業務内容や職場環境が、入社前になんとなく想像していたイメージと大きく相違が生じることで、将来への不安が大きくなってしまいます。そのため、事前に入社後のリアルな情報を少しでも収集しておく必要があるのです。

その点、インターンシップを通して実際の業務や職場の雰囲気を体験したり、懇親会で先輩社員と交流を交わしたりすることで、入社時のリアルなイメージがつきやすくなります。

企業で働いていた従業員の口コミを確認しておく

昨今では、企業の内部事情を把握しやすくするために、実際に働いていた従業員が企業の口コミや評価をするサイトがあります。実際に働いていた従業員の情報が異彩されているサイトの情報を確認することで、よりリアルな情報収集が可能となるのです、

しかし、あくまで退職した従業員の口コミであるため、ネガティブな情報が多いことがあります。自身と辞めた従業員の価値観や考え方が同じではないため、口コミで全てを判断するのは危険といえるでしょう。

不安なことは事前に確認しておく

就活生は、入社前には少なからず不安を抱えていることがほとんどです。

入社前の不安を解消しないまま入社をしてしまうと、不安が的中した場合、将来の不安が大きくなってしまうことで、早期退職に繋がりかねません

そのため、必ずどんな小さなことでも、不安や疑問は入社前に解消しておきましょう。

有効な就職活動で将来の長期就業に繋げよう

今回は、就活生が将来企業に入社後、早期退職をしてしまう際のデメリットを踏まえ、就職活動時にできる対策について解説しました。

新卒社員が早期退職をすることで、さまざまなデメリットが生じ、自身の人生にも影響が出てしまいかねません。そのため、事前に早期退職が起こらないように対策をして入社する企業を決めることで、将来、長く活躍できる企業探しにも繋がるのです。