就職活動はいつから始めるべき?全体的な流れや成功させるコツとは

就職活動は大学4年生から本格的に指導する人がほとんどですが、中には大学3年生から始めている人もいます。

就職活動は他の就活生と企業の募集枠を競い合わなければいけないため、周りに遅れを取らないように事前の準備が重要です。

この記事では就職活動をいつから始めるべきかについて、就職活動全体のスケジュールや成功させるコツを踏まえて紹介します。

就職活動をいつ頃初めればいいのか分からない人や、就職活動を成功させたい方はぜひ参考にしてみてください。

就職活動の全体的なスケジュールとは

就職活動を成功させるには、全体のスケジュールを把握したうえで準備を進めなければいけません。

まずは就職活動の全体のスケジュールについて紹介します。

【大学3年生の5月まで】自己分析や企業・業界研究を済ませておく

就職活動を早めに始めている人は大学3年生の5月から始めており、自己分析や企業・業界研究を行います。

自己分析は就職活動において強みや能力をアピールするためだけではなく、自身の価値観や考え方を把握するために重要です。

また、企業や業界研究は企業選択の幅を広げたり、企業や業界に関する知識や現状を詳しく把握するためには欠かせません。

【大学3年生の6月~】夏のインターンシップへの応募や準備

企業は新卒採用の為に何度かに分けてインターンシップを行っており、大学4年生だけでなく3年生に向けたインターンシップも行っています。

インターンシップへ参加するには事前に応募が必要であり、参加するためのリクルートスーツの準備が必要です。

【大学3年生の9月~】秋・冬のインターンシップに参加やエントリーシート作成・面接対策

インターンシップは夏だけでなく秋や冬にも行われます。

また、エントリーシートはほとんどの企業から選考に応募する際に提出を求められるため、事前に自己アピールや長所・短所の分析、面接対策といった準備をしておきましょう。

【大学3年生の3月~】企業エントリーや説明会への参加

3月になると企業の採用情報が解禁され、エントリーや説明会への参加が可能になります。

説明会は参加できる人数の上限が定められているため、早めに応募しなければ参加できる日が遅れかねません。

そのため、事前にエントリーや説明会に参加したい企業はリストアップしておくと良いでしょう。また、選考を受ける企業やスケジュールを管理できるように、メモ帳やツールの準備をしておくことをおすすめします。

【大学4年生の6月~】企業の面接を受ける

6月からは企業の選考が本格的になることで面接が受けられるようになり、企業から内々定を獲得できるようになります。

経団連(日本経済団体連合会)に加盟している企業は、学生が卒業・修了年度の10月1日以降に正式に内定を出すため、それまでの期間は内々定しか出せません。

内々定は内定と違い正式な契約ではなく、企業側の都合で取り消すことも可能なため、内々定を獲得したからといって油断は禁物です

【内々定から入社まで】企業内イベントに参加

企業から内々定をもらってからは10月1日以降に正式な内定をもらいますが、内定を獲得してからも企業とのやり取りは続きます。

主にやるべきことは、企業によっては内定者と人事部、既存の先輩社員が集まる「内定者懇親会」や入社前に業務の流れを掴むための「インターンシップ」や「内定者研修」などさまざまです。

「内定を獲得してからも時間を使うのは面倒くさい」と感じる人もいるでしょうが、入社してから少しでも早く業務や職場の雰囲気に馴染むためにも、積極的に参加しておくことをおすすめします。

また、内定から入社までのイベントへの参加はあくまで任意となり舞うが、全く参加しないことで印象が悪くなりかねないため、できるだけ参加しておきましょう。

就職活動を成功させるためのコツ

外を見る女性

就職活動は人生に大きな影響を与える大イベントであるため、誰もが成功させたいところです。

就職活動を成功させたい人は、以下のような点に注意してみてください。

就職活動の成功とは何かを理解する

就職活動の成功は「企業に入社を決めること」だと思いがちですが、ただ企業に入社できれば良いというわけではありません。

たとえ企業への入社を決めたとしても、入社してから「思っていた企業と違った」「自分に合わず長く続けるのは難しそう」など、早期離職をしてしまうケースも多いです。

せっかく長い時間をかけて入社を決めた企業をすぐに退職してしまっては、今までかけた時間が無駄になってしまいます。

そのため、就職活動の成功は「入社した企業でやりがいを感じて長く就業すること」だと言えるでしょう。

自己分析や企業研究を徹底する

自身に合った企業に入社するためには、まず自分自身の価値観や考え方を把握し、企業や業界の現状や特徴の理解が必要です。

企業へのエントリーや選考が始まってからスムーズに応募ができるように、自己分析や企業研究は早めに済ませておきましょう。

書類や面接対策を万全にする

エントリーシートや履歴書などの書類関係は、企業の選考を受ける際に提出が必要であり、書類の質が低ければ面接すら受けられません。

また、周りの就活生と差別化を図るためにも、面接で自身の強みや長所を的確にアピールする必要があります。

面接は誰もが緊張するため、日頃できるようなことでもできなくなってしまいやすいです。

面接本番でも最大限のパフォーマンスを発揮できるように、事前に面接対策を万全にしておきましょう。

できるだけ多くの企業の選考を受ける

就職活動では選考を受けられる企業の上限は決まっておらず、好きなだけ選考を受けられます。

自身に合った企業を見つけるには1つでも多くの企業の選考を受け、企業ごとの風習や特徴を自身で判断することをおすすめします。

入社までの流れを把握して万全の準備で臨もう

今回は就職活動の全体的なスケジュールを踏まえて、成功するコツについて紹介しました。

就職活動を成功させるには事前準備をして、周りの就活生に後れを取らないようにしなければいけません。

少しでも自身の就職活動を成功させるために、事前準備を万全にして企業の選考に臨みましょう。