面接官は何を見ている?面接でマイナスな印象を与える要因とは?
面接時のNGワード!?「起業したいです」発言のデメリットとは
就活生が企業の選考を通過するために、仕事に対しての意識の高さをアピールするケースがあります。その際に使われやすいのが「将来起業したい」というワードです。
将来起業を考えるほど意識が高いというアピールが可能ですが、その反面、デメリットも生じます。
そこで本記事では、面接時に「将来起業したいです」と発言する際のデメリットを踏まえ、意識の高さをアピールするコツについて解説していきます。
面接時に「将来起業したい」と発言する際のデメリットとは
まずは、面接時に「将来起業したい」と発言する際の主なデメリットを紹介します。主なデメリットは以下の2つです。
採用されにくくなる
将来起業を考えているということは、それだけ仕事に対しての意識が高いというアピールが可能です。しかし、企業目線に立って考えると「将来会社を退職するつもりです」と言われているように感じてしまいます。
企業からすれば、入社後も長く活躍し、企業の業績アップや成長に貢献してくれる人材が欲しいというのが本音でしょう。そのため、将来起業をして会社を退職するつもりである人材を採用するよりも、入社後も退職をせずに長く就業する予定の人材を採用したいという考えに至ってしまうのです。
将来のプランを細かく聞かれることがある
中には、将来起業をしたいと考えるほどの人材であれば採用したいという企業もあります。しかし、その際には、ほとんどの面接官が起業について真剣に考えているのかを気になるでしょう。そのため、必ずといっていいほど「どのような分野で起業をしてどのような方法で成功するつもりなのか」という質問をします。
このような質問を聞かれた際、明確なプランがなければ「計画性がなく口だけの性格だ」と認識されてしまい、大きなマイナス点となってしまうでしょう。
面接時の発言に対して就活生と面接官で起こりやすい認識の相違とは
面接時の何気な発言では、就活生が伝えたい内容と面接官の捉え方には認識の相違が生まれやすいです。主な例は以下のようなことが挙げられます。
「起業したい」に対しての認識の相違
就活生からすれば「起業したい」という発言から、仕事への高さをアピールしたいでしょう。しかし、先述したように、企業からすれば長期で就業する意思がないと感じてしまいます。そのため、仕事への意識の高さをアピールしたいだけでの場合、起業したいという発言は控えた方がいいかもしれません。
「会社で学んでいきたい」に対しての認識の相違
就活生は社会人が未経験のため、入社後にさまざまなことを学びたいと考えている方もいるでしょう。もちろん、入社後にさまざまな知識を身に付けたり、経験を積んだりして多くのことを学ばなければいけません。また、企業側もそれを望んでいます。
しかし、面接時に「学んでいきたい」という発言をすることで、企業側としては「会社は学校ではないんだけどな」と感じてしまうのです。
そのため、意欲を伝える際には「御社で実績を出しながら経験を積んでいきたい」というような伝え方に変えてみてもいいかもしれません。
意欲の高さをアピールする方法とは
「起業したい」という発言のほかにも意欲の高さをアピールする方法はあり、主な例は以下のようなことが挙げられます。
入社してどのような貢献をしたいかを伝える
1つ目は、入社後に企業へどれだけ貢献をしたいと考えているのかをアピールする方法です。
企業側の採用目的は、新たな人材の獲得を通して企業の成長や拡大に繋げることであり、少しでも企業で活躍できそうな人材を探しています。
そのため、より入社後に活躍できるビジョンが描きやすい人材ほど内定率が高くなるといっても過言ではないでしょう。
そこで重要なアピールポイントとしては、就活生自身がどれだけ入社後の活躍をイメージしているかという点です。面接官側がいかに入社後の活躍を期待して採用しても、就活生自身に意思がなければ、入社してからの活躍は難しいでしょう。
そのため、面接時に自身がどのような点で企業に貢献したいと考えているかをより明確に伝えることで、企業側へ与える魅力は大きくなります。
企業や業界についてどの程度調べているかを伝える
2つ目は、企業や業界についてどれほど調べ、把握しているかを伝える方法です。
就活生の場合、ほとんどの方が1社のみならず複数の企業へ応募をしているため、企業側へ応募が殺到しているケースがあります。企業側は、応募の中から、より優秀で入社意欲が高い人材を欲しいというのが本音です。
選考を進める際に、どれだけ自社や業界について調べているのかを基準としている企業も少なくありません。そのため、面接時までに企業や業界について明確に調べているかをアピールすることで、より内定率が高くなりやすいのです。
企業目線に立ったアピールをしよう
今回は、就職活動の際に「起業したい」という発言をすることのデメリットを踏まえ、面接時に企業へ意欲の高さをアピールする方法について解説しました。
就職活動は、就活生が入社する企業を選ぶ場ですが、企業からすれば、就活生を選ぶ場でもあります。企業から内定を獲得したい場合、企業がどのような人材が欲しいかを理解し、そのためにはどのようなアピールをするべきか把握しておくといいでしょう。
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